金魚と淡水魚の飼育
26話
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同時多発水カビ発生・死者3重体2行方不明1



水カビが鰓や口元に付着している海軍兵学校の金魚。
管理人が指で擦り取ったのでかなりマシになった状態。


 【偏屈淡水水槽・共同】 25日午前11時30分(日本時間同じ)ごろ、偏屈宅の淡水魚水槽2つ(75cm×45cm×45cm:130L、60cm×30cm×36cm:60L)で、同時に水カビが爆発的に発生しているのを、風邪を押して子供たちの土曜参観出席後ヘトヘトで帰宅した水槽飼育係のcave容疑者(44)が発見。カラダのしんどさに一瞬「このまま放っといたろか」という強い思いに駆られたが、気を取り直し、あわてて処置を施したものの、75cm本水槽ではすでに3匹がこと切れており、60cm水槽(通称:海軍兵学校)の5匹も鰓や鰭に水カビが付着しており重傷。両水槽合わせて2〜3匹が処置後も重体で予断を許さない状態。過密状態の環境に最近の急激な水温上昇が追い討ちをかけた模様。

 海軍兵学校での水カビの兆候は、今月初めから徐々に現われだしており、オヤジほか6匹の雄金魚達の食欲・運動量が低下していた。そこで、兵学校の1匹を本水槽に移し5匹体制で密度を下げたうえ、毎週一度の二分の一定期換水に加えて、今週は二度の換水を施していたという。

 75cm本水槽では、前日まで水質に異常は確認できなかったものの、大食い金魚たちの食欲低下は数日前から顕著になってきていた。飼育係(前出)は、水温の上昇による食欲減退であろうと判断して楽観視していたと語っており、当局では業務上過失致死の疑いもあるとして身柄を拘束して引き続き事情を聞いている。

 亡くなった金魚3匹はいずれも本水槽居住者で、生まれつき片目片鰓の重障害者だった、メッカチさん(1歳6ヶ月)はじめ、体長14cm前後。メッカチさんは水面に浮いていたが、他の2匹は流木後ろ側の水草の陰に頭部を突っ込むようにして死んでいたため発見が遅れたという。

 二水槽同時に非常に危険な状態に陥ったため、救助隊は優先順位を設定することなく、交互に水カビの除去と換水作業を急いだ。換水後の薬剤投入に備え、洗濯機横から上水用ポリバケツを無断で借用し仮設水槽を設置。水面近くでやや弱りを見せていた三代目のトメさん(6ヶ月・3.5cm)と劣悪な状態にもいたって元気なオトシンクルス3匹ほか、ミクロソリウム活着流木、アヌビアスナナ、アナカリス等を避難させ、エアレーションを施した。

 救助隊は断続的に発生する咳くしゃみ鼻水を拭うヒマもなくTシャツ腕まくり姿で救助活動に邁進。時折意識が遠のくこともあったがなんとか作業を継続し、プロホースを用いた換水を進め、約2時間後に完了した。その後馬鹿の一つ覚えのように「ニューグリーンF・顆粒」をややケチり気味に投薬し、ひと息ついた。しかしタイガープレコさん(年齢不詳)の姿が見えないことに気づき、捜索したが発見することができなかった。飼育係は、一と月くらい前からかなり衰弱してきており、水草の陰で人知れず死亡したのち金魚たちに遺体を食べ尽くされてしまっていたのではないかと話している。したがってプレコさんの行方不明は今回の事件とは無関係の可能性もある。

 投薬処置後の水槽では、重体の2匹(うち1匹は幼魚期に事故で片目を欠損したカタメさん)を中心にすべての金魚が底砂に着底して療養中だが、カタメさんは救出より12時間経った現在でも、まだ体をまっすぐにして泳げない危険な状態で、その安否が気づかわれている。海軍兵学校では5匹のうち体の小さいもの2匹を本水槽に移し、水カビ発生が日常化してきていた水質悪化に配慮した。今回の事故で、本水槽は重体者含め二代目金魚11匹、兵学校は初代雄2匹と二代目1匹の計3匹、仮設バケツに三代目トメとオトシン3匹の全18匹という頭数となった。

 なお水槽オーナーのK太氏(9)は、この事故で遊びに行く約束を遅らせ、死んだ3匹の埋葬作業をさせられたうえ、その予定報酬500円の支払いを飼育係が拒んでいるため、近くこの飼育係を詐欺容疑で告訴する見通し。

←換水し、水草や流木を撤去して、ニューグリーンF投薬直前の本水槽。いつも貪欲に餌をねだりに来るヤツらなのに、底のほうで神妙にしている。
←薬剤投入後。あいかわらずしょぼくれている。かなり辛いようだ。いちばん手前にいるのは生まれつき口が変形していて、満足に餌が採れない金魚なのだが、今回の事故ではなんとか生き延びてくれた。

↓3匹の死者を出した本水槽だが、海軍兵学校より2匹を迎えて総勢11匹に。
しかし、流木や水草が無いとかなり広く見えるなあ。
2002/05/25 (Sat)

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