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泰然

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「♪〜」

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「〜♪」

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「♪・・・」

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「ん?」

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「誰や、お前」

啓蟄したいが...

寒中お見舞い申し上げます。当欄、またぞろ長いこと更新停滞しておりますが、なんも書く気がおこらんのでどうしようもないのであります。そりゃ、ボヤきたいことがないわけじゃないですが、昨今ちまたで話題になってる件(政治家や芸能人のゴシップ等々)なんてああた、毒づくのもアホらしいしょ。

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飼ってる川魚もスクスク(?)成長してますし、毎週世話もしてるんですが、様子を紹介しても読者のみなさんのお役に立てるような記事にできそうもない。だってあいつら、金魚より全然手間要らずなんですもん。病気もしないし、冬期は水温15℃でフツーに生きてますからね。地味だし懐かないし、トピックス皆無なんで。

そのうえ「今日日のホームページたるもの、スマホであんじょう見られるような配慮がされてないと検索の上の方に載せてやらへんで!」というグーグルさんの無慈悲なお達しがありまして。きばって凝った新記事を更新するなら、スマホ対応化してからアップしないと、またあとで再編集するハメになり、二度手間じゃんか。

が、もう16年もシコシコやってきた当サイト、中味はいわゆる「九龍城砦」みたいになってまして、スマホ対応化工事なんてそう簡単にゃできません。し、する気力ももはや出ない模様。春の訪れとともに気鬱が晴れればなんか書けるかもですが、当欄の啓蟄は前途多難のようなのであります。

昨日(7月10日)仕事の合間に庭で一服してたら、地面をモゾモゾと這う、やや大きめの虫がいることに気づいた。ヘコキブンブンかいなあと思って近寄ってよく観ると、なんとセミの幼虫である。まだ周辺にセミの鳴き声は聴こえない。「こら今年の初もんや! 」というわけで、縁側にデジカメを持ち出して、時々観察することにした。

このありさまは、昨日のツイッターで実況報告したのだけれど、母屋の「ぼやコラ」にも、一応まとめておくことに。最近「古ぼやコラ」カテゴリに更新してる旧ログの復刻ではなく、今回は新規の「ぼやコラ」記事なのであります。

・【今年の初もん】庭でタバコ吸ってたら蟬が出て来た。

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ツワブキの根方でなんかモゾモゾしてる奴がいる。どうやらセミの幼虫らしい。こら今晩羽化だなと思いデジカメを持ち出す(16時20分頃)。

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最近の温暖化のせいか、夏にこの庭に来る蟬の種類は、ほぼクマゼミのみになってしまったけれど、この幼虫はクマゼミより二回りほど小さい。それになんだかセカセカ歩いてて通常のクマゼミ羽化に見られる落ち着きを欠いている。未熟児なのかそれとも別種なのか?しかしかなり焦っているご様子。

庭のモチの木の幹のほうに向かってるのだが、手前にある石組みが登れずに何度も落ちているので、見かねてモチの根方に捕まらせてやり、仕事に戻った。

・かなりいらちなセミの幼虫、登攀中です。

仕事にひと段落ついたので「ここらで一服」と、ふたたび庭に出た。おお、一生懸命登攀しておるではないか。しかし、あいかわらず動きがせせこましい。クマゼミの幼虫なら、もっとゆっくり一歩一歩って感じなんだが(17時30分頃)。

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スチールでは面白くないので、短い動画を撮影してYouTubeにアップすることに。しかし、ようつべの編集時間って長くてかったるいので、いつもアゲル気がうせるのだ。
         ↓


動画撮影をしてる、あたしの坊主頭や足首あたりで、ヤブ蚊がさかんに集団お食事をしておる。痒みが堪らんので、そそくさと部屋に引っ込みました。

・地面に水平状態で羽化開始。こりゃ失敗するぞ...

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ようつべのアップに手間取って庭の様子を観に行くのが遅れた。そろそろ場所が決まった頃かなと幼虫を探したら、なんと気の早い奴。低い場所でもう羽化を開始しとる。しかもカラダ横向きだし(18時20分頃)。

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横向きで羽化すると、海老ぞった時にお尻の部分でカラダを支えにくい。抜け殻の上で方向転換してから羽を伸ばすというひと工程が増えるから失敗する確率が高くなるんだけどなあ。(小写真はクリックで拡大します)

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クマゼミよりは小型だけど風情は似てる。ウチの庭に来るのは珍しいけどヒグラシなのかも。鬼瓦権蔵のような太眉模様が凛々しい。

・次に観に行ったら...おらん。

観察者の心配をよそに、不安定な体勢のままさっさと羽化を開始してしまったセミの幼虫だったが、すっかり日も暮れて来た30分後に観に行ったら......あれれ、おらんやないけ!(19時00分頃)。

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後に残るは、内側がべっとり濡れて生々しい抜け殻のみ。羽化が完了するまでには羽を伸ばして乾かす時間が必要なので、これはおかしい。体勢が悪かったので、殻抜けしてから場所を変えたのかと、あわてて懐中電灯で照らしてみたのだが、幹の裏側や上の方には見当たらない...。

で、よもや落下か、と下の繁みを照らしてみると...あんのじょう。早速蟻さんがたが鋭意お食事中。(;´༎ຶД༎ຶ`)

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言わんこっちゃないやっちまったか。あんたのいらち故、5年から7年の地中暮らしが、一瞬でアジャパーに。羽化はもっと慎重にやらんといかんよ、というお話。ご愁傷さま(19時10分頃)。

西新宿の都庁ビルから両国の江戸東京博物館へ。どうせなら大江戸温泉にでもよってくりゃいいに。ヘンな東京観光だな...いや、この時ゃ営業だったんだ。

あまりにも不景気なので東京に托鉢に行った。いつもながら人に会っても酒ばかり飲んでしまい、営業をしたというより、単に散財しただけでかえって逆効果だよ。足もくたくただし。新幹線は高いし、もう...!。(小写真はクリックで拡大します)

西新宿の東京都庁ビル展望室に「おのぼりさん」

ひさびさに東京に営業に行った。連日、手提げ鞄に着慣れぬジャケット革靴でうろつきまわったので、ヘトヘトになった。その間の天気のすぐれぬある日、アポイントに空きができてしまったので、どうするかと思ったが、激動する東京がどのように変わったのかをこの目で確かめようと思いつき、都庁に登ることにした。「お上りさんのお登りさん」である。

しかしま、明治に遷都され東京行きが「上り」になったのであって、それ以前なら上方から江戸に「下」ったのである。あたしは京生れの大阪在住なので、どうにも「下る」気分が強いのであるが、京・大阪以外のひとは全然違和感なく「おのぼりさん」という気持ちになるのであろうか。このあたりの感じがよくわからない。

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▲恵比寿にて用件をすましてから都庁展望台におのぼり、と。

ゴタクはさておき、新宿の超高層都庁が竣工したのは1991年である、あたしが10年暮らした東京から関西に戻ったのが1991年。入れ違い。それから数多く上京したのだけれど、ついぞ都庁に足を運ぶ機会はなかった(浅草にはよく行ったんだけどナァ)。

ま、こういうものを間近に観るのは、ピッカピカの時より10年落ちで薄ら草臥れてきた現在の方が本質が見えるものだ。てなことをつぶやきつつまずは南展望台に昇った。ぐるりとあたりを見回してみて、アタマのなかで覚えのある10年前の地図と重ね合わせる。

次にあたしの定期巡回サイトである『超高層ビル情報』によって仕入れた新情報の確認をした。天気があいにくだったので、シャープな視界ではなかったが、「なんだ、こんなもんか」であった。皇居が意外に小さくしか見えない。ま、この都庁の位置は、江戸期じゃ都市のハシのハシ、内藤新宿のまた外れなのであるからこんなものか。



気分は大江戸観光モードに。足は両国の「江戸東京博物館」へと...

都庁窓からの景色にはすぐに飽きてしまったのであるが、南展望室のフロアには、現在のランドマークの位置を貼り付けた特大の江戸切絵図が敷いてあった。地図の年代は明記してなかったと思うけれど、この上にしゃがみ込んで、ほぼ半刻(一時間)以上熱心に見つめる羽目になってしまった。

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▲展望室の床には大江戸の切絵図が。江戸のディープスラム本所割下水

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▲こちらは深川あたりと石川島人足寄場。江戸にムラムラ来て新宿から両国へ五月場所開催中の国技館を横目に...

う~ん、なんと面白いのだろう。いままでに読んできた時代小説の各シーンがぐるぐると頭を巡り、「深川は、どうなっとったか」「あ、新吉原みなくちゃ」などと、次から次と忙しいこと。あげく腰の痛みが倍増してしまった。死罪人の市中引き回し経路が点線で示してあったり、各横丁の木戸なんかも記入してある。苦しく(腰が)も、実に愉しいひとときであった。

都庁には南と同様の北展望室がある。当初は昇る気はなかったのだが、そちらの床にはどんなネタが施してあるのだろうと思い、わざわざ下まで降りて、昇り直した。が、はたして、何も無かった。エエカゲンにせい!

しかしいきなり脳内視界が全編大江戸になってしまったあたしは翌日、重い足を引きずりつつ、仕事もうっちゃって、隣の国技館で本場所開催中にもかかわらず(ま、不入りだけど)、両国の『江戸東京博物館』に吸い寄せられるように向かってしまったのであった。

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▲てなわけで気になってた江戸東京博物館に到着。右は空襲に備える東京の街並を再現した書き割り。

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▲江戸ゾーンのジオラマ・両国橋界隈と大川の賑わい

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▲掘割のある都市の景色ってなぜかほっこりする。

何をしに東京さ来たんだ、おまえは? 疲れてるのなら大江戸温泉物語にでも行きなっての。(2003-05-29 掲載記事を復刻)

*旧ログを所蔵してた鯖がサービス終了のため、過去記事を復刻してます。もちろん当時は「ALWAYS 三丁目の夕日」も「東京スカイツリー」もありまへん。

おっさんの憧れのインテリア家電といえば高級マッサージチェアーだが、やっぱり高嶺の花だ。だいたい買っても置ける場所がない(笑)。でも欲しい。とっても気になる存在。各メーカー評判の機種は?店員とみっちり値引き交渉をし、機種選定のツボを聞きだしたうえ、じっくり揉まれてから「買わずに」帰ってきた。

高級マッサージ機を気兼ねなく次々と試用するの法

長年デスクワークばかりしてきたもので、平日外出することが少なかったのだが、最近の開業準備に伴う東京出張や役所めぐり、OA機器購入のための買い物、はたまた仕事の打合せなどで、外を歩く機会が急増した。

運動不足とは恐ろしいもので、いざ急に動いてみるといかに自分のカラダが鈍っているかを痛感させられることとなる。

脚は震え、指先も震え、腰が痛み、おまけに眼も不調なので首筋にも来る。買い物などオンラインショッピングでクレジット決済してしまや、外に出る必要もないのだけれど、そこはオッサンである。自分の目で確かめ、店員と値引きの交渉をし、その製品の評判などを聞きだしたうえでないと購入する気にならない。

こりゃ性分なので仕方がない。そんでもって貧乏性だから、持ち帰りのできそうなものは配送料を惜しんで抱えて帰る。一度にそうは持てないから、また出向くということになり、結局電車代がバカにならないのだが、いままでできなかった平日の街歩きがややうれしいということもあるので、まあ運動にもなるとせっせと出向いているわけである。これもフィールドワークと思い込むこととして。



さて、先日も大阪梅田の大型家電量販店某Yカメラへ。地階で素材集ソフトや消耗品など、細々としたものを購入後、一階でデジカメ用品を物色。デジカメコーナーは地階・1階・2階の各フロアにあるので、こちらは上がったり降りたりしながら意中の品物を探す羽目になる(どこか一つで済ませりゃいいのに)。自業自得とはいえ、ヘトヘト。

なおも懲りずに上階にあがり、最近のゲームのデモ画面などを見て回る。しかしプロ野球ゲームにしてもサッカーゲームにしても、そのリアルさ(実況つき)には驚くが、あそこまでお茶の間でできてしまうと、本物のテレビ観戦が何だか空しくなる。野球盤ゲームがかえって懐かしく感じる。単純だがあちらのほうが実は面白かったんじゃないかと。

そして性懲りもなく家電コーナーへ。大型のハイビジョンテレビやプラズマテレビなどが並んでいるが、まだまだ結構なお値段だ。こんなデカイのを置く場所のある家も家だが、このご時世、これが買えるほど仕事のある奇特なお方は、たぶん観ている時間などないと思うのだがどうか。

家電コーナーに寄るのには狙いがあってのことだ。ここまでのウロウロ歩きで、もはや左腰は痛みだしている。そう、お目当ては「マッサージ機」コーナーなのである。


やっぱり揉みの強さは医療機器系メーカーかな。フジ医療器とファミリーイナダの上位モデル

この店舗には各社のマッサージチェアーが各種1~2台ずつ、20台近くズラリと並べてある。かたわらには「休憩目的の利用はご遠慮ください」「五分以上の試用はご遠慮ください」などとあるが、見回してみると、まあ、眼をつぶってしたり顔の背広のオッサンや、慣れぬ仕事に疲れたと思われる新人社員のグループなどでほぼ満席。張り紙など完全無視である。

ええ、あたしもその「したり顔のオッサン」で、五分などとは言わず一時間でも揉みまくってやろうと思って訪れたのだが、いかんせんコーナー専属の店員がいる。この店員が「したり顔」の面々に次々と営業トークを掛けてくるものだから、そうそう落ち着けないようになっているのである。

しかし今日はかなり疲れがたまっている。先日行ったサウナマッサージ後の揉み戻しも来ている。ここは本格的にマッサージ機を使ってやろうと作戦を立てた。

「マジで買いに来た客」を演じて長時間試用するという作戦である。

まず、コーナー専属店員がこちらを見ている頃合いに、おもむろにパンフレットを手にする。パンフレット裏面の「仕様」のところを吟味しているようなフリをして、真剣さを店員にアピール。小首を傾げながら(このあたり細かい)、マッサージ機に腰掛ける。リモコンを手に取り、痛む「腰コース」を選択しマッサージを開始する。その後もパンフレットとリモコンを交互に見たりして「機種決定の最終段階」の顧客を演出した。「虎穴に入らずんば虎児を得ず」である。



すかさず最上位モデルのリモコンを奪取!

若い店員は一発で引っ掛かり、私の方へやってきた。別にすぐに掛かってもらわなくても良かったのだが、そのあたりは若さであろう。仕方がない。

私が座っているのは、F医療器の製品である。これは前回来たときに揉み方がしっかりしていたので、アタリを付けておいた機種だ。

店員:どうですか、これ当店の「おススメNo.1」なんですが。
偏屈:押し方が力強くっていいね。ただ、なんというか演出に欠けるね。迷うところだなあ。
店員:ほかにお迷いの機種があるんですか?
偏屈:まあね、あそこに並んでるM電工のやつね、さすがに大手家電だけにコースの展開が気に入っているんだわ。細かいプログラムがねえ。リラクゼーションてなものを求めるならアレなんだが。
店員:しかしこの機種は医療器メーカーですから、効き方はいいでしょ。
偏屈:続けて比較してみないと良く分からんけど、あっちのは他の人が使用中だしなあ。空くまでこれを試してみるから、M電工のが空いたら教えて。
このことばで店員を他の客へ振り向け、堂々10分以上使用した。

店員:お客さん、空きましたヨッ!
偏屈:あ~ええ具合に効いたわ。ありがとう、じゃあっちのに移ってみっかな。
店員:どうぞどうぞ、これは若いかたがたに人気があります。何コースで行きましょうか?
偏屈:あ、いいよ自分で「オリジナルコース」組むんだから。

と、すかさずリモコンを奪取する。
いぶかしげに思ったのか店員、こんどは3分くらいで私のところへ戻ってきて、斜め横にしゃがみやがった。


家電メーカーのマッサージチェアはサービス精神満点。左はパナソニック リアルプロ

店員:え~こちらのはどうでしょう?
偏屈:あ~やっぱり揉みどころの順番や揉み方の演出などはいいねえ。リラックスできるわ。しかし効くか、というとやや物足りないなあ。ところで、こういう機械ってカムとか使って結構ムリな力をかけてるじゃない?すぐ壊れたぞって苦情なんか来ないの?
店員:ここだけの話ですけど、家電メーカーさんのは、脛を締めつける部分などがよくやられますね。実はこの隣のも壊れてるんです。内緒ですけど。治療院などに置かれるだけあって医療器メーカーのほうが頑丈なんですが、重いんですよ、その分。
偏屈:へ~やっぱり。なるほどねえ。しかし、キミ若いのにこんなコーナーの担当やってても自分が痛みもしないから、本当のマッサージチェアーの良し悪しなんか分からんだろう? どこがどう効くとか。オレだって35、6歳くらいからだよ体がガタきだしたの。
店員:(ややウロ)え~お客さん35っすか、そんなに見えないですよ~、(誤魔化しモード)ずーっと走ってらっしゃるように見えますよ。
偏屈:くだらんお世辞言ってんやないで。でもなあ、わからんやろ、凝り具合とか効き具合とか、キミまだ若いから。どうよオレが横について年配の客が求めているものを営業フォローしてやっから、この機械6万8千円くらいで売らんかい?
店員:冗談はやめてくださいよ~。
偏屈:じゃあ、オレが今から客に3台売ったら1台くれるとか。
店員:駄目ですよ~。でもボクもときどき座ってやってみてるんですけどね~。
偏屈:アカンアカン腰痛や四十肩も知らんと、どの製品がいいなんて勧められるワケないやろ。だから、このM電工のなんかがイイと思うわけだ。若いから。しかしこれはイマイチ物足りんなあ。もうすこしいいの無いの?。オレ仕事柄、疲れが「眼」にくるんだよ。
店員:「眼」ですか。それなら、あちらの製品がいいです。いや、みなさん年配の方がそうおっしゃってます。こちらも医療器メーカー製なんです。さきほどのとは別の......

このやりとりの間およそ12分。M電工製、全身コースをほぼ2周回った。首尾良し首尾良し。

店員:こちらの製品です。みなさん、押し方がよいとおっしゃいます。センサーで指圧のポイントをスキャニングしてから始まるんです。眼のツボというのは首筋のところですが、そういうところを直接指圧する場合は、このようにマット部分をはね上げて直接強く指圧できるようになっているんです!
偏屈:あ、まったまった。首の指圧機能はあとからでいい。とりあえず通常のマッサージの具合はどうかから、やってみるわ。

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若い店員が最後に勧めたこの機械。F社の製品だが、非常に具合が良かった。十分に試用したあと、マットをはね上げて首の指圧もやらせてみた。これはいい。買いだ。しかも比較的安い!。

偏屈:キミ、この機械は良いわ。あ~欲しい。これにきまりだ。あっあ~。
店員:ちょうど今メーカーさんのキャンペーン期間中になっておりまして、お買い得になっております。
偏屈:なんでまた、今、安いの?
店員:いや、実は新製品がでましてですね。
偏屈:ええっ、どんな機能が増えてるの?
店員:あの、音楽が聴けるようになったんです。
偏屈:あっそ、そらいらん。これでええわ。あ~効く。で、コレなんぼ?
店員:26万8千円です。
偏屈:ポイントは何%還元? あっそ。
店員:色も3種類ありまして...
偏屈:いらん。(キッパリ)高い。
店員:ヘ、...。
偏屈:すまん、金無い。が、これはいい。これ、欲しいぞ、オレ。
店員:はあ。
偏屈:この製品を年配のお客さんに自信をもって勧めなさい。オレのお墨付きや。大丈夫やから、コレなら。キミが分からんでも、文句は来ない。
店員:はあ。しかし...
偏屈:時間とらせて悪かったな。あ~効いた。なんとか金造って買いに来るさかい、そのときはキミ、よろしゅうたのむわ。
店員:はあ。それではちょっとお名刺だけ渡させていただきます。
偏屈:おおきに、貰ろとくわ。ほな頑張りや。あ~効いた。

通算45分超、至福のマッサージ・タイムとあいなった。(2002−05−22 掲載記事を復刻)

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