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オマケシール他04 菓子 ロッテ ミスタージャイアンツ フーセンガム

1964(昭39)年頃

↑もうすこしキレイに保存しろよねえ…ったってアタシ幼稚園児でしたから。

 さて、今回は『ロッテ』の「ミスタージャイアンツガム」をご紹介します。なぜ球団を持つロッテが他球団であるジャイアンツの商品を?とお思いのかたにご説明しますと、当時オリオンズは63年までが「大毎オリオンズ」でした。毎日オリオンズと大映ユニオンズが合併して大毎になったのですが、ユニオンズは「高橋」「トンボ」……と、この球団、非常にややこしいので説明を止めまして、え〜と、64年には「東京オリオンズ」の名称でした。たしか小山正明が投げていたのではなかったでしょうか? で、「ロッテ」がオーナーになったのが69年ですから、このころ「ロッテ」はプロ野球球団を持っていなかったわけです。
 一方ジャイアンツは、といえば、川上哲治が監督を務めだしたころでON砲が活躍していました。36、38年は日本一になり、40年からあのトンデモナイ9連覇時代に入ります。「巨人、大鵬、卵焼き」だったころですね。でも、まだ「ミスター=長嶋茂雄」は認知されていなかったと思いますよ。
 この「ミスタージャイアンツガム」のキャラクターは、月刊雑誌「少年」(光文社)に連載されていたマンガです。漫画家は「丸出だめ夫」の森田拳次さん(「丸出だめ夫」モノもそのうち当欄に掲載予定)。マンガの詳しい内容は残念ながら忘れてしまいましたが、ほのぼの路線だったような気がします。巨人軍のマスコットも、現在のけったいなキャラ(ジャビット)のずいぶん前には、この「ミスター」が務めていたと思います。
 下の中包み紙「景品」の、ホームラン賞のところに「ミスタージャイアンツシール」とあります。最後に掲載したシールは、たぶんこの景品が当たったものだと思われます。もっとも、お目当ては「サインボール」だったのでしょうから、「ハズレ」たもの、と言ったほうが正しいかもしれません。しかし、「ロッテ賞 巨人軍選手サインボール」というのは、今となってはやっぱりヘンな感じがしますね。

↑中包み紙。裏側にあたる部分に景品のラインナップがある。

 ↑フェルト地のシール。「ホームラン賞」が当たったのか?
下の5枚は、ひょっとしたら雑誌「少年」の付録だったのかも知れません。



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2001.05.30