レトロガラクタ偏故洞
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ガラクタ懐古趣味・偏故洞

広告燐寸箱27 旅館 青森 浅虫温泉 東奥舘

昭和30年前後(1955頃)


青森県のリゾート地、浅虫温泉の旅館のマッチである。浅虫温泉といえば、前面に拡がるむつ湾にぽつりと佇む「湯の島」の風景が印象的な湯の里だ。関連サイトを当たってみると、各ホテルは湯の島を一望できる和室(ハメコミ合成見え見えのもあるが)や展望露天風呂をウリにしていて、月日は流れても、このマッチのイラストと同様のセールスポイントなのであった。
しかし、このイラスト、やっぱりちょっと変である。まず気になるのは何と言っても左側の戸だ。構図に変化をつけようという意図は分からないこともないが、「傾いて外れて」いると言うのは、宿の営業上いかがなものかと。また右側の仕切りも桟の意匠が中華風で異様である。だいたい、この客室はオール板敷きなのか? 英字表記の「HOTEL・TOOKAN」を、「とうおうかん」と読ますのはかなり強引な気も…まあ、あげ足取りはほどほどにしておこう。

で、当の「東奥舘」をネットで探してみたが、どうやら現存していないようである。もっとも、現代風に屋号を変更して営業を続けているのかもしれないが、このあたりのことは「ご当地」の人に訊かないと分からない。イラストを見るかぎりは、海に面した良い立地の宿であったはずだが…。電話は2局の14番だけど予約・問い合わせは無理だろなあ。




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2005.11.03