レトロガラクタ偏故洞
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ガラクタ懐古趣味・偏故洞

広告燐寸箱26 喫茶店 京都 奈良電喫茶

昭和30年前後(1955頃)


現在の近鉄京都線の前身は、奈良電気鉄道(昭和3年11月開業・京都〜西大寺)であった。略称は「奈良電」。たまたま私の実家の最寄り駅に本社があったこともあり、祖父母は「ナラデン」で京都に行く、などと親しみを込めて呼んでいた。近鉄に吸収合併されたのが昭和38年10月であるから、幼いころの私も「奈良電」と呼んでいたことを憶えている。本社屋は茶色のタイル貼りのレトロな洋館で、近鉄との合併後もしばらくは取り壊されずに廃墟化していたので、友だちと探検に出かけた事も記憶に残っている。

その奈良電が国鉄京都駅に乗り入れていたターミナルの地上階に、この奈良電喫茶があったという訳だが(今でもモールはある)、それはそうと、このマッチの左側の図案はいったい何を表しているのだろうか? 三本の線は? 黄色いのは何なんだ? ピスタチオか? 見れば見るほど分からなくなってくる。泉下のオヤジに訊くわけにもいかないので、当時バリバリだった図案家の方々にはぜひ訊ねたいものだ。適当に好きなようにデザインしても、どーでも良かったのだろうか。クライアント、怒らない? う〜ん、良い時代だなあ。




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2005.11.03