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オマケシール他15 記念たばこ Peace 京都市自治六十周年記念 ショートピース

1958(昭33)年頃


↑「京都市自治六十周年記念」デザインのピース。
ピース紺のイメージをそのままに京都市庁舎と京都御苑を配してありますが、洗練度はオリジナルに遠く及ばないような…
1956年に「マナスル登頂」、64年に「ミロのビーナス来日」「東京五輪」などの記念ピースが出ていますが、
この年代に「京都」という地方色の濃いパッケージはやや異色な感じがしますね。
地方色の濃い観光たばこなどは、1965年から発売されたロングピースのほうに採用されることが多かったようです。


この欄、永らく更新間隔があいてしまったこともあるので、今回は少し気分を変えて、記念たばこのパッケージにしてみました。デザインという「文化」をないがしろにする昨今の風潮に多少の憤りを感じながら、です。
初代ピースは1920(大正9)年の発売ですが、戦後間もなく配給たばことして復活しました。1952(昭和27)年に米デザイナー、レイモンド・ローウィのオリーブを銜えた鳩のデザインに変更されてから、一気に売上げを伸ばし、国産たばこの代表とも言えるステータスを得ました。その一方、いわゆる「記念たばこ」や、「ピース紺」以外の地色のもの、また、「花」のシリーズなど、意匠を変えたパッケージも多種発売されました。
記念・観光たばこの発売は1970年代に全盛を迎えますが、その後は世論の影響もあり、1992年から製造が中止されたという記述も一部にみられるのですが、2003年の阪神タイガース優勝時に、「阪神優勝記念セブンスター」が発売されていましたから、さて、実のところはどうなっているのでしょう。
まあ、それからほんの3年後の現在2006年では、「滅相もない!」という雰囲気になってきておりますが。



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2006.03.15