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シール・ワッペン 他
09
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オマケシール他09 雑誌付録 0戦はやと シール&ワッペン

1964(昭39)年頃
↑「0戦はやと」の連載は「ぼくら」だったか「少年キング」だったか・・・。
このシールには、「0戦はやと第一巻・第二号ふろく」とあるので
どうやら単行本のオマケのようですね。
このテのヌキガタの付いていない一枚ものは、ハサミが器用に使えない子供にとっては、難物です。
結局こうしてペタリと貼り付けたものです。出版社のコストダウンだったのでしょうが。


 太平洋戦争終了から20年経過した当時、ガキどものあいだでは何故か「戦記物」ブームでした。この、辻なおきの「0戦はやと」が戦記アニメ化第1号だったように思いますが、私はもっぱらマンガのほうを楽しんでいたと思います。
 ほかにも「大空のちかい」「ゼロ戦レッド」「紫電改のタカ」「少年忍者部隊月光」などがありましたが、海軍航空隊関係がほとんどだったのは、海軍の一枚看板、三菱零式戦闘機が知名度人気ともに群を抜いていたからでしょう。今となって振り返ってみると、戦争末期にはあまり闘えない兵器になってしまった戦闘機なのですが。
 さて、この「0戦はやと」、とくにアニメ版は当時強力だった労組やPTAを意識してか、内容がかなりマイルドになっていたと思います。また、ありえない秘密兵器などが登場しだんだんSFチックになってしまいました。ですから、私はきちんと米機米軍が敵として描かれていた他の作品の方が、子供心に読みごたえを感じました。すこし年代は下がりますが、そのリアル感の頂点となったのが、吉田竜夫&タツノコプロのアニメンタリー「決断」です。これはもうマニアックな戦記ドキュメンタリーでした。あんのじょうこの作品は社会的批判により中断されてしまいましたが。
 当時の男の子は兵器のメカそのものに純粋にシビレていたのだと思います。プラモデル製作も、まずは兵器から、でした。とりあえず零戦で入門です。日本軍の航空機はラインがなんとも美しくて大好きで、飛行艇などは特にです。ただ米機のワイルドなかっこよさもまた良くてねえ・・・。でもやっぱり祖国贔屓で日本機に重点を置いておりましたね。

↑こちらはヌキガタ付きのワッペンタイプ。
プラモには、胴体と翼のワシのマークを真似して描いたもんだ。
焼火箸で弾痕を付けたりしたことも懐かしい。



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2001.10.16