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ガラクタ懐古趣味・偏故洞

広告燐寸箱24 喫茶店 大阪 さんぴん

昭和30年前後(1955頃)


さ、さんぴん!? チンピラ三下のさんぴんなのか? まさかねえ。
琉球方面のお茶に「さんぴん茶」というのがある。あれ、どうやら「ジャスミン茶」の方言のようだけれど、そのジャスミンの葉や白い花が、この箱のイラストに似ていないこともない。
というので、一応、この店名は「さんぴん茶」から来ているのかと疑ってみたわけだが、しかし、この絵には茶色の「実」がポロポロ落下しているさまが描かれているし、ちゃんと、「coffee」と抜き書きもされている。うん、この絵はやはり普通に、「コーヒー」だ。
それに、沖縄がアメリカに占領されている当時、琉球エスニック喫茶も、なかろう。
てなことを思いつつ、住所を見ると、大阪は船場中央近辺の「三品ビル」とあるではないか。
なんだ、ミシナではなく、サンピンビルだったのか。なっとく。


今まで当欄では、マッチの蒐集年を、およそ1964(昭和39)年頃、とか、昭和30年代とか記してきたが、調べてゆくうちにどうやらもう少し古いものが多そうなことが解ってきた。
なにぶん亡父のコレクションなので、正確には解らないし、わたしも詳しく調べる気力はないのだが、今後、年代不明のものは、「昭和30年前後」と表記し、既出のものは訂正させていただくことにした。

当欄をごらんになり、当時のことをご存知の方がいらっしゃいましたら、正しい情報をお知らせいただければ幸いです。(管理人拝)





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2005.11.03