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駅弁当包装紙08
 旧国鉄 鹿児島本線 博多駅 幕の内弁当（300円） |
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1973（昭48）年7月28日
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| 博多駅の幕の内弁当「はかた名物 博多おべんとう（博多鉄道構内営業有限会社 博多駅 寿軒製）」である。木製のオリ蓋のうえに、この包装紙がかけられ紙紐で十字に結んであるオーソドックスなタイプ。 モチーフは「黒田節」。槍と杯だが、なかなか良い味わいの絵である。日本酒を一本買わないわけには行かない感じ。もっとも当時のわたしは未成年だけれど。それでも上部には「DISCOVER→JAPAN」のロゴ入り。 この包装紙、コピーが絶妙なので再録してみる。 天面右寄りの折り箱の線画イラストは、“ボク弁当殻です／裸じゃ気がひけて…／スミません／きものを着せて／帯をしめて／くれませんか” と、はにかんで頭を掻いている。なかなか上手い。 右サイドのコピー。“●どうぞ早う食べてやんなざっせ（博多弁）／●どうぞ早う食べてがっしゃい（福岡弁）” 旅するお方に、方言雑学豆知識（笑）。 左サイド。“毎度有難う御座います お召上り後はくず物入れ又は／腰掛の下におしまつ願います” なんというか、ほのぼのとした暖かな言い回し。特に「おしまつ」が良い。当時はイスの下にゴミを放置するのは公認であった。デッキにクズ入れなど設置されていなかったもの。 |
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2002.08.28 |
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