レトロガラクタ偏故洞
駅弁当包装紙
07
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ガラクタ懐古趣味・偏故洞

駅弁当包装紙07 旧国鉄 山陰本線 米子駅 かに寿し(350円)
1973(昭48)年7月27日

米子/かに寿し

 当時、京都から山陰方面に撮影旅行にでかけるときは、もっぱら5:20分京都駅発の浜田行き普通客車列車を利用していた。DF50形ディーゼル機関車が旧客を牽引して、あるときは1時間近く通過待ちをしながら、のんびり山陰路をすすんだ。資料を紛失してしまっているので正確なことはわからないけれど、米子に到着するのは昼をたっぷり過ぎていたと思う。
 この米子駅の「日本海名物 特製 かに寿し(株式会社米吾製)」は、現在でも同様のものが販売されている(920円)。松葉ガニの本場、山陰では多数の主要駅でかに寿しの弁当が販売されているが、定番は、酢飯のうえに蟹の身をそぼろに散らし、数本のカニ足の身が並んでいるというこのタイプである。当時の記憶からいえば、鳥取駅などに比べて酢の甘味がかなり強く、ちょっと閉口したような気がするのだが、いまはどうなのだろう。
 パッケージはユニークだ。包装は一枚の四角いコートされたボール紙である。これがオリ部分(紙製だったか発泡スチロール製だったかは不明)に、ノリ付けされていて、角からベリッと剥がして食べる。蓋の裏側にカニの身がつかないように画像左上のカニの絵を刷り込んだ透明ビニールがのせてあった。
 デザインもオーソドックスでなかなか良い。特に箸袋の青色の色みや汽車と蟹のイラストに味わいがある。
 かに寿しは、鳥取駅のパッケージも残してあるので、そちらも後日掲載したいと思う。


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2001.08.28