ハシバミ色
2009年09月13日(日)
海外翻訳小説を読んでいると、人物の特徴を表現するときに必ずと言って良いほど髪の色や瞳の色が描かれる。で、いつも引っかかるのが「ハシバミ色の瞳」という表現だ。馴染みがない色なので「あれ?どんな色だったっけ」となる。いちおう日本の伝統色にノミネートされている「榛色」なのだが、これに出くわすとその人物像が描けなくなってイライラしてしまうのだ。近似色は16進表記で#BFA46F(これ→■■■)。セイヨウハシバミの実(ヘーゼルナッツ)の黄土色なのだけど、そのとき気になって調べても最近はすぐに忘れてしまうから、次に出てきたときにまた迷う。ひどい時には「どんな鳥だったっけ?」なんて考えることもある。馬鹿だ。なもんでここに一度書いとけば、さすがにもう忘れないだろうという魂胆の備忘録である。しかし翻訳者にヒトコト言いたい。慣例なのだろうけどハシバミ色よりもうちょっとポピュラーな言葉の色に訳せんもんか。だいたい日本人は瞳の色で人物の特徴をいう習慣がないからなあ。さてこれで憶えられるだろうかね。